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手元供養をしている友人がいます。どんなものなのか詳しく教えてください。

「手元供養」という言葉はご存じでしょうか?

近年、家族のカタチやライフスタイルの多様化に伴い、葬送や供養の方法も大きく変化しています。

お墓を建てることが当たり前だった時代から、今は「お墓を持たない」「身近で故人を偲びたい」と考える方が増えてきています。そうした中で注目されているのが「手元供養」です。

今回は、「手元供養の種類とメリットデメリット」をご紹介します。

 

手元供養とは?

遺骨や遺灰の全てまたは一部を自宅など手の届く場所に保管し、日常の中で故人を偲ぶ供養のことを言います。

分骨して一部だけを自宅に残し、残りをお墓や納骨堂に納める方もいれば、全てを手元に置く方もおり、供養の方法はさまざまです。

 

手元供養を選ぶ理由

  • お墓が遠くてなかなか行けない
  • お墓を建てる費用に負担がある
  • 子どもがいないので将来お墓を守る人がいない
  • 亡くなった家族をいつもそばに感じていたい など

手元供養が選ばれている理由には、現実的な事情から心情的な理由まで多岐にわたります。

 

手元供養の種類

手元供養の方法は、選ばれるご家族によってさまざまです。代表的なものをいつくかご紹介します。

◆ミニ骨壺

陶器や金属、ガラスなど素材はさまざまです。

コンパクトでデザイン性も高いため、仏壇に置くだけではなく、リビングなどに違和感なく置くことができるデザインも増えています。

 

◆ペンダントや指輪などアクセサリー

遺骨や遺灰の一部を納められる小さな容器の付いたアクセサリーです。

常に身につけられるので、心の支えにつけられている方も多くいらっしゃいます。

 

◆ガラスオブジェや彫刻作品

遺灰をガラスや陶器の中に入れてアート作品として飾る方法です。

外見からでは遺灰が入っているとはわからないデザインも多数あります。

 

◆写真立てやメモリアルグッズ

遺灰をわずかに納められるスペースを持つフォトフレームやぬいぐるみもあります。

こちらはより生活に溶け込む形での供養が可能です。価格帯も数千円の安価から数十万円まで幅広くあり、予算や好みに合わせて選べます。

 

手元供養のメリットとデメリット

メリットデメリットは以下の通りです。

[メリット]

  • いつでも故人を身近に感じられる
  • お墓が遠方でもお参りの負担がない
  • 経済的な負担が比較的少ないこともある
  • 自分らしい供養の方法を選ぶことができる

[デメリット]

  • 家族や親族の理解が必要
  • 将来的な引き継ぎの問題がある
  • 法的手続きの確認が必要

手元供養には、経済的な負担や故人を近くに感じられるといった精神的なメリットがある一方で、宗教かにゃ慣習によっては、遺骨や遺灰を家に置くことに抵抗を持つ方もいらっしゃいます。そのため、ご家族やご親族の理解を得たうえで手元供養を行うといいでしょう。

また、手元供養は方法にもよりますが、持ち主が亡くなった後、供養品をどうするのかご家族と話し合っておく必要があります。

その他、分骨を希望される場合には、火葬場や墓地管理者から「分骨証明書」が必要になることがあります。行政書士などの専門家に相談するのも安心です。

 

まとめ

手元供養は近年の家族のカタチやライフスタイルの多様化によって注目されている供養方法です。

この供養は選ばれるご家族によってさまざまあります。ご予算や好み、ライフスタイルに合った方法を選ぶようにしましょう。

分骨を検討される際は、「分骨証明書」が必要になることがあります。手続き方法などは専門家へのご相談をおすすめします。

 

種と実 行政書士事務所は、遺言・家族信託・成年後見の専門家です。

大切な財産、ご先祖様から代々受け継がれてきた資産をこれからも笑顔で繋げられるよう、皆さまの思いに寄り添った解決策をご提案させていただきます。

まずは、お気軽にご相談ください。

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