60代男です。自分の財産を整理しておいた方がいいと聞きました。何から始めればいいですか?
最近、友人が親の相続手続きでとても苦労したという話を聞きました。
銀行口座や保険、不動産などがどこにあるのか分からず、確認するだけでもかなり時間がかかったそうです。
自分はまだ元気ですが、そういった話を聞くと「今のうちに自分の財産を整理しておいた方がいいのではないか」と思うようになりました。
終活という言葉を耳にする機会も増えましたが、相続のことまで考えると何から始めればいいのか分かりません。
財産を整理すると良いと聞いたのですが、具体的にどうしたらいいのでしょうか。
******
といったご相談を60代の男性からいただきました。
実際に、相談者の方と同じような悩みを持つ方は少なくありません。相続の準備を考え始めたとき、まず何から始めればいいのか迷う方も多いものです。
今回は、相続の準備として「財産の整理」についてご紹介します。
▶ 相続では「財産の把握」が重要になる
相続が発生した場合、まず必要になるのが「亡くなった方の財産を把握すること」です。
どのような財産がどこにあるのかを確認しなければ、相続手続きを進めることはできません。
例えば、銀行口座一つ取っても、どこの金融機関に口座があるのかが分からなければ調べるだけでも時間がかかります。
また、不動産や保険などある場合には、それぞれ必要な手続きも異なります。
もし、財産の内容が整理されていない状態だと、遺された家族が一つ一つ調べながら手続きを進めることになり、結果として相続の手続きに多くの時間と労力がかかってしまうことも少なくありません。
そのため、生前のうちに自分の財産をある程度把握しておくことは、将来の相続手続きをスムーズにするためにも大切な準備の一つといえます。
▶ 相続の対象になる財産を書き出してみる
財産の整理と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初の一歩はとてもシンプルです。
まずは、自分がどのような財産を持っているのかを書き出してみることから始めてみましょう。
例えば、
- 銀行や信用金庫などの預貯金
- 生命保険や医療保険
- 土地や建物などの不動産
- 株式や投資信託などの金融資産
- 自動車や貴金属などの資産
全てを正確にまとめる必要はありません。まずは「どこにどのような財産があるのか」を整理するところから始めることが大切です。
書き出してみることで、自分の資産の全体像が見えやすくなります。
▶ 見落とされやすい財産に注意
財産というと現金や不動産を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、実際には見落とされやすいものもあります。
例えば、
- ネット銀行の口座や証券口座
- インターネット上で管理している金融サービス など
また、使っていない口座がそのまま残っているケースもあります。
こうした財産は、本人しか存在を知らないことも少なくありません。そのため、相続が発生した際に家族が把握できず、手続きに時間がかかることもあります。
普段あまり意識していない口座や資産についても、一度見直して整理しておくことが大切です。
▶ まとめ
生前に財産を整理をしておくことは、相続準備の第一歩。財産の内容がある程度把握できていれば、将来の相続について考える際にも役立ちます。
例えば、財産の状況によっては遺言書を作成した方が良い場合もあります。
ご家族とあらかじめ話し合っておくことで、相続のトラブルを防ぐことにもつながります。
また、自分の資産を整理しておくことで「何をどのように残したいのか」を改めて考えるきっかけにもなります。
財産整理は特別な準備が必要なものではありません。まずはノートなどに書き出すところから始めてみてはいかがでしょうか。
種と実 行政書士事務所は、在留資格、遺言・家族信託・成年後見など、暮らしと将来に関わるさまざまな手続きを通じて、「今」と「これから」を安心してつなぐお手伝いをしています。
終活や将来への備えに不安を感じたときは、一人で抱え込まずにご相談ください。
皆さまの状況に寄り添いながら、安心につながる選択肢をご提案いたします。
まずはお気軽にお問い合わせください。



